Addis Ababa, Ethiopia
 
今日はとうとうマット、ボニー、トーマスの3人に別れを告げエチオピアの首都アディスへ。
 
あとの3人は、Awassaという湖沿いの街にそのまま滞在して友人と落ち合ったり、湖を見学に行ったり。。。本当は私らもそうしたかったけれど、タンザニアで申請して5週間も待ち続けているスーダンのビザ問題をなんとか解決するため早めにアディスへ。スーダンへの観光ビザはタンザニアのダルで申請済みで、その時は「3週間かかる」と言われ、そのかわりに3週間後に認可されたらダルではなくてもウガンダのカンパラや、ケニアのナイロビ、エチオピアのアディスで受け取れるとのことだったんだけれど、案の定、3週間は4週間に、4週間は5週間に、、、って感じ。カンパラについた時にちょうど3週間だったので問い合わせたら「まだ」とのこと。で、ナイロビについて問い合わせても「まだ」。とうとう最後のチャンスであるここアディスだが、、、、やっぱここはエチオピア、そう簡単にコトは進まない。。。まず、他のアフリカ諸国では簡単に手に入る携帯電話のSIMカードが全然手に入らない。しょうがないので私のアメリカの携帯の国際ローミングを使おうとしたがダメ。今度はキャンプをしているホテルの電話を使わせてもらおうとしたらタンザニアには3分8百円。高過ぎ!!!そんなに高いなら同じだと最終手段のサテライト電話を使おうとしたら国際電話(国際SMS)はブロックされていて使えず。探しまわって安い電話がかけられる所を見つけて電話してみたけれど担当のムスタファさんは答えず。(というか、いつも電話に出ない。。。)彼はいつもSMSでしかコンタクトできないので、やっぱり携帯電話が必要。。。そうこうしている間に何故か私のアメリカ携帯が使えるようになってて、大喜びでもう一度SMSを試すが、これもブロックされていて送れず。。。もう最悪。
 
万が一の場合には、観光ビザではなくて、2日間で簡単にとれる2週間のトランジット・ビザを申請する予定で、それにはスーダンの後に訪れる予定のエジプトのビザが先に必要だとか。なので、エジプト大使館を訪れたが、午後1時にして「本日は終了。明日来て。」と言われ退散。スーダン大使館も訪ねてみたが「今日は終わり。明日の朝来て。」とのこと。
 
ビザ以外はパンクしたタイヤを修理したかったのだけれど、教えてもらった場所が見つからない。そのエリアをグルグルと回りながら5人くらいに聞いてみたけれども5人が5人ともまったく違った方角を示すのでもうワケがわかんない。。。1時間くらい振り回され、さまよったあげく、まったく違った場所でそのタイヤ修理場を発見。やった〜と思いきや、長蛇の列。アディスの街は停電中で、そのタイヤ修理場が唯一ジェネレーターを持っているところなので、アディス中のパンクしたタイヤがそこに集結。、、、というわけで、「明日来て」とのこと。
 
今日はホントに何もかもうまくいかない。。。
時間ばかり使って何もカタチにならなかったし、雨は降っているし、キャンプすることになったホテルのトイレ&シャワーは汚いし、、、超憂鬱ムード。気分を変えようと、友人に教えてもらったレストランに夕食を食べにいったものの、本日休業。。。んんんん。。。。。
 
しょうがなくそのへんを彷徨って、やっと食べ物のありそうなカフェを見つける。なかなか狭いし、混雑していてうるさいし、最初はさらに憂鬱な気分に。。。これで今日は「完全なるダメダメの日」となるところだったが、偶然相席になった女の子に救われた。彼女は友人を待っていて一人だった&英語を話せたのでいろいろ話し始め、たくさんのおもしろい話が聞けた。都会の子だし、知識も教養もあるので一緒に話していても全然違和感やカルチャーショックもなく楽しく興味深い時間を過ごすことができた。いろんな話をしたけれど、一番印象深かった話は給料のこと。彼女は公立の小学校で先生をしているらしいのだけれど、教師の平均月収は約1万円とのこと。エチオピアは食べ物や燃料などなかなか安いけれど、それでもやっぱり1万円の給料じゃやっていけない。エチオピアでは携帯のSIMカードは約4千円。(他のアフリカ諸国では3百円とか5百円で買える!!!)彼女は実家で家族と一緒に住んでいるので給料を全部生活費に充てずに済んでいるらしいのでまだいい方なのかもしれないけれど、そうでなかったら一体どうなるんだ???
 
写真: キャンプしているホテルの駐車場にて。
Monday, June 2, 2008