Johannesburg, South Africa
 
今はヨハネスブルグにいます。
昨日の午後、ヨハネスブルグ郊外にあるこのバックパッカーのゲストハウスに到着。で、昨日はずっと、次の目的地であるジンバブエに向けて車の調整とその他諸々の準備。
 
今日初めてヨハネスブルグを探索。
 
ここのゲストハウスで働いている陽気なクリスが車であちらこちらへと案内してくれた。まずは、街の中心部を訪れ、一番高いビルの最上階へ。実際ヨハネスブルグには高層ビルがいくつかあるけれど、その多くは空っぽ。多くのホテルや商店がこの街の犯罪の多さを理由に引き払ってしまったという状態。で、たまたま今週末はイースターの連休中なので全然人通りが無い。。。それがこの街の空っぽで寂しい感じを更に強調していた感じだった。でも、クリス曰く、2010年のワールドカップに向けて政府が警官の数をかなり増やしたので犯罪率は減少の傾向にあるとのこと。ワールドカップがこの街を変えるいい機会になればなぁと思う。
 
その後は、私らが一番行きたかった場所「ソウェト」へ。
ソウェトは南アフリカで一番大きいシャンティー・タウン(黒人貧困層地区)でヨハネスブルグの郊外にあり、南アフリカの歴史の中でかなり大きな役割を果たしている。ネルソン・マンデラをはじめ、その他のANC(現在の与党)のメンバーがロベン島の刑務所に入れられるまでここに住んでいた。また、黒人の学生達とオランダ系白人(ボーア人)主体の政府との衝突もいくつか勃発している。これら政治的そして歴史的出来事の詳しい内容は、この地域内にあるヘクター・ピーターソン・ミュージアムで学ぶことができる。このミュージアムは、1976年に起こった警察による黒人学生に対する銃撃の一番初めの犠牲者、13歳の少年の名前をとってつけられた。このミュージアムの他にはネルソン・マンデラが以前に住んでいた家を訪れ、あとはバラック小屋が立ち並ぶエリアを案内してもらった。実際、このエリアに住む何人かは家の中を見せてくれた。多くの家は手作りでガタガタ。水道、トイレは町共同で電気も通っていない。。。南アフリカにはこういったシャンティー・タウンが大きな街ごとにある。経済的にも政治的にも前進している国ではあるがまだまだ問題は山積みだということを実感させられる。
 
午後にはアパルトヘイト・ミュージアムを訪ねた。
このミュージアムは本当に本当によくデザインされていて、情報も沢山あって上出来だった。もし、ヨハネスブルグに足を運ぶことがあったら絶対にお勧め。(読み物が多いので、英語が苦手な人には反って地獄かも?)
でも、最後には時間が足りなくなってしまった。。。
ミュージアムを発たなくてはならない時間には、まだ3分の2しか見れていなかった。。。あぁ、非常に残念!
 
南アフリカは、政治的、歴史的観点から考えてとっても興味深い国だと思う。
この国を旅することによって、いろんなことを学び、じっくり考える機会が与えられたと思う。
 
 
写真: ソウェトで訪れた家の内部より。
Saturday, March 22, 2008